BCL

2021年2月 3日 (水)

xHE-AAC対応のDREAM Version 2.2.1 を試してみた。 ー faad2_drm.dll 不要で、かつ xHE-AAC Mono のデコードに成功 ー

Dream22error

 

DRM放送を受信する際に使用するソフトウェアである"Dream"。

この"Dream"の最新バージョン(Windowsでの)は https://sourceforge.net/projects/drm/ の dream-2.2-win32-vs2017-full.zip なのですが、 dream-2.2-win32-vs2017-full.zip を展開して"dream.exe"をダブルクリックしても上の画像のように「Qtプラットフォームプラグインの初期化に失敗しました。」という旨のエラーメッセージが出力されて実行できません。

この状態は長らく続いております。(プロジェクトの進展が見えない状態です。)

ですが、先日、「この"Dream"のビルドを自分でもやってみようかな?」と思いググっていたところ、以下のURLにて「xHE-AAC機能対応のDREAM発表 」との記事を発見しました。

月刊短波2020年12月号(第6版)

 

そこで、本日、この記事に記載されているxHE-AAC対応のDREAM V.2.2.xを以下のURLからダウンロードして、実際にDRM放送を受信してみましたので、その経験談をこの記事に書いておきます。

https://www.drmrx.org/forum/showthread.php?t=2961#post98776 : DreamV2-2-x.zip

 

<前提>

※1:後で述べますが、".ini"ファイルをコピーするために環境を構築します。また、faad2_drm.dllもお忘れなく。

 

<手順>

1) DreamV2-2-x.zip (以下、Dream-2.2.1と言います。)を展開します。(私は、展開ソフトとしてLhaplusを使用しました。)

2)Dream-2.1.1の環境からDream-2.2.1の環境へ( 手順1)で展開したディレクトリに)以下のファイルをコピー(上書き)します。この手順を行う理由は、Dream-2.2.1にてサウンドカードの変更をするとDream-2.2.1がクラッシュするからです。

  • Dream.ini
  • DRMSchedule.ini

20210203-2

 

補足:

以下の画像は、Dream-2.2.1とDream-2.1.1の"Dream.ini"ファイルの"[Receiver]"パラメタを比較したものです。

試しに、"snddevin"と"snddevout"の値のみ変更してみましたが、Dream-2.2.1は正常に動作しませんでした。(ファイル毎コピーする必要があります。)

20210203-7

 

手順は以上です。

 

Perseusにて「中国之声」を受信し、Dream-2.2.1の"dream.exe"を起動したところ、以下の画像のようにデコードできています。なお、faad2_drm.dllの組み込みは行っておりません。

20210203-3

 

また、xHE-AAC Mono のデコードにも成功しております。

20210203-4

 

Dream-2.2.1にはまだ少し問題があるようですが、単にDRM放送を受信する程度なら使えそうです。

"Dream"のプロジェクトの関係者に感謝します。

 

2021年1月28日 (木)

Linux MintにてPerseusを使う方法 ーLinradの初期設定と基本的な使い方ー

20210127-063833

 

記事「Linux MintにてPerseusを使う方法 ーLinradのインストールの方法とlibperseus-sdrのインストールの方法ー 」にて、Linradのインストール方法を解説しましたが、今回はLinrad起動時の初期設定例と基本的な使い方を説明します。

 

<前提>

OS:Linux Mint 20.1

Linrad:xlinrad64-05-00

 

<Linrad起動時の初期設定例>

1)Linradの起動

./xlinrad64

 

2)"Select your guraphics from A to C =>":"a"を入力して「Enter」キーを押下。

20210127-061925

 

3)"press ENTER to continue and save selection":「Enter」キーを押下。

20210127-062002

 

4)「Press one of the following keys:」→ "Then Press ENTER":"n"を入力して「Enter」キーを押下。

20210127-062023

 

5)"... Enter Y for size in pixels or N for size as % (Y/N)=>":"y"を入力して「Enter」キーを押下。

20210127-062047

 

6)スクリーンサイズを指定します。私は以下の値にしました。

  • "Screen width in pixels (500 to 10000): =>":1000
  • "Screen height in pixels (400 to 10000): =>" :500

20210127-062133

 

7)メインメニュー画面になったら"u"を入力。

20210127-062151

 

8)"Select sound system":"0"を入力。

20210127-062248

 

9)以下の画面にて"a"を入力。

20210127-062300

 

10)以下の画面にて"c"を入力。

20210127-062319

 

11)以下の画面にて"y"を入力。

20210127-062338

 

12)以下の画面にて「Enter」キーを押下。

20210127-062357

 

13)"Set USB sampling rate (by number 0 to 7):"1"を入力して「Enter」キーを押下。(私は、95.238kHzを選択しました。)

20210127-062422

 

14)以下の画面にて"b"を入力。

20210127-062446

 

15)"Use Portaudio (allows all/slow devices) for rx output ? (Y/N) =>:"n"を入力して「Enter」キーを押下。

20210127-062521

 

16)"Enter desired device-seq-nmbr >":"0"を入力して「Enter」キーを押下。

20210127-062604

 

17)以下の画面にて"x"を入力。

20210127-062625

 

18)以下の画面にて「Enter」キーを押下。

20210127-062750

 

19)メインメニュー画面になったら、ここで一旦"w"を入力して現時点の状態をセーブします。

そして、初期設定が正しく行われたかを確認するために、"f"を入力して確かめます。

20210127-062832

 

以下の画面では全て「Enter」キーを押下。

20210127-062909

 

20210127-062927

 

20210127-062942

 

メイン画面になったら"Center Freq"部分をクリックしてAM放送の受信周波数を入力します。

20210127-063009

 

周波数スペクトルのピークをクリックしてAM放送が聴こえれば、初期設定は正しく行われています。

20210127-063246

 

 

<Linradの基本的な使い方>

Linradを使う場合、最低でも以下のコマンドを覚えておく必要があります。

  • 「ESC」キー:プログラムを終了させます。
  • 「x」キー:カレントのメニューから抜けます。(メイン画面(受信中の画面)からメインメニュー画面へ戻る時は、「x」キーを2回押下します。)
  • 「F1」キー:キーボードコマンドのヘルプが表示されます。(以下の画像を参照。)

20210128-094143

 

上記のコマンドに加え"Center Freq"の指定方法(クリックしてn.nnn[MHz]を入力する)が分かれば最低限の操作はできると思います。

Linradを起動すると分かるように、きめ細かい設定を行うことができますます。私自身、まだ全体を試していませんので詳細は以下のURLを見てね。

https://www.sm5bsz.com/linuxdsp/linrad.htm

 

 

2021年1月26日 (火)

Linux MintにてPerseusを使う方法 ーLinradのインストールの方法とlibperseus-sdrのインストールの方法ー

20210126-111158

 

受信機であるmicrotelecomのPerseusをLinuxで使用する場合、フリーソフトであるLinradが有名です。

そこで、私も実際にLinradをインストールしてPerseusの操作をしてみたので、その時の手順を備忘録としてここに残しておきます。誰かのヒントになれば幸いです。

 

<前提>

OS:Linux Mint 20.1

 

<手順>

1) Linradのインストール

まず、 https://www.sm5bsz.com/linuxdsp/linrad.htm を参照ください。そのサイトの章「Sourceforge.」に記述してあるsvnコマンドにて最新バージョンのソースを入手します。

cd

sudo apt install subversion

svn checkout https://svn.code.sf.net/p/linrad/code/trunk linrad

 

ディレクトリ"linrad"にある”configure"を実行して、makeの事前チェックを行います。私の環境では、libc6-devとnasmのインストールを要求されました。

cd linrad

./configure

20210126-092451

 

sudo apt-get install libc6-dev

./configure

20210126-093031

 

sudo apt-get install nasm

./configure

事前チェックで警告がなければ(以下の画像のように表示されたら)、makeコマンドを実行します。

20210126-093218

 

make ←ヘルプが表示されます。

make xlinrad64

 

2) libperseus-sdrのインストール

まず、 https://github.com/Microtelecom/libperseus-sdr を参照ださい。README.mdの章「libperseus-sdr: how to build on Ubuntu」に書かれている手順を実行します。

sudo apt-get install libusb-1.0-0-dev

cd /tmp

wget https://github.com/Microtelecom/libperseus-sdr/releases/download/v0.8.2/libperseus_sdr-0.8.2.tar.gz

tar -zxvf libperseus_sdr-0.8.2.tar.gz

cd libperseus_sdr-0.8.2/

./configure

make

sudo make install

sudo ldconfig

perseustest ←このコマンドを実行してPerseusが「カチカチ」と音を鳴らしていたら接続できています。

 

3) Linradの起動

cd ~/linrad

./xlinrad64

 

手順は以上です。

 

もしかするとLinradの初期設定時、libx11-devのインストールを促せられるかもしれません。その場合は、以下の手順を行ってください。

./configure --with-x11-64

sudo apt-get install libx11-dev

./configure

make xlinrad64

./xlinrad64

これを見て分かるように、パッケージ不足の場合は、./configure --with-????? → パッケージのインストール → ./configure → make というパターンです。

なお、私自身、まだLinradのオペレーションを全て把握しておりません。なので、Linradの設定や操作方法についてはまたの機会に。

 

 

2021年1月 3日 (日)

アペックスラジオ ハイパスフィルタ(HPF2050)とローパスフィルタ(LPF2050)を購入してみた

Img_3113

※左側:ローパスフィルタ(LPF2050) 右側:ハイパスフィルタ(HPF2050)

アペックスラジオさんで長らく欠品となっていたハイパスフィルタ(HPF2050)とローパスフィルタ(LPF2050)を購入してみました。

<商品概要>

  • ハイパスフィルタ(HPF2050)

中波帯以下の信号を大幅に減衰させます(カットオフ周波数は約2,000KHz)。短波帯に出現する中波のオバケ対策に期待できます。

商品のHP:https://www.apexradio.shop/shopdetail/000000000013/apex_products/page1/recommend/

  • ローパスフィルタ(LPF2050)

短波帯以上の信号を大幅に減衰させます(カットオフ周波数は約2,000KHz)。

商品のHP:https://www.apexradio.shop/shopdetail/000000000088/apex_products/page1/recommend/

 

<テスト結果>

ハイパスフィルタ(HPF2050)とローパスフィルタ(LPF2050)の性能は、アペックスラジオのHP(上記のURL)に記載されているので、あえてこちらから話す必要はないと思いますが、私の方でも少しテストしてみました。

  • ハイパスフィルタ(HPF2050)

中波帯では、私の環境において強力に入感する1,458KHzの放送局は、若干、周波数スペクトルがみられますが、他の放送局は綺麗に信号が減衰されています。

[ HPF2050未使用時(スルー時)]

20210102-31

 

[ HPF2050使用時 ]

20210102-32 

 

参考までに、昔購入したアイキャスエンタープライズのハイパスフィルタ(HPF-IT-BLT)の結果を載せて起きます。

[ HPF-IT-BLT使用時 ]

20210102-33

 

  • ローパスフィルタ(LPF2050)

短波帯では、私の環境において強力に入感する7,430KHzの放送局は、若干、周波数スペクトルがみられますが、他の放送局は綺麗に信号が減衰されています。

[ LPF2050未使用時(スルー時)]

20210102-34

 

[ LPF2050使用時 ]

20210102-35

 

もしかすると、PERSEUSでテストした場合、受信している周波数において周波数スペクトルが見られるのかもしれません。

とは言っても、各商品ともカットする帯域の信号は大幅に減衰しているので、効果は充分に期待できると思います。

また、HPF2050とLPF2050には、スルー機能(フィルターせずに通過)が組み込まれておりますので、同軸ケーブルを繋ぎ直すことなくフィルターをON/OFFできるのは、すごく便利です。

この商品、バンドパスフィルターを有していないポータブルラジオなどでは重宝すると考えます。

 

 

2021年1月 2日 (土)

Microtelecom Perseus の周波数キャリブレーションの手順

Img_3111

 

SDR受信機である Microtelecom Perseus ですが、室温の変化等の影響により使用している間に周波数に若干のズレが生じます。

通常はあまり気にしなくても良い程度のズレですが、LSB,USB,DRMを受信する場合は周波数のキャリブレーション(校正)を行った方が良いと考えます。

Perseus の周波数キャリブレーションの手順は以下の通り。

1)5MHz、または、10MHzのWWVを受信します。例では、FREQUENCYに5.000.000(5MHz)を入力しました。

20210102-16

 

2)「TUNING」の「Center」ボタンをクリック。

202101021

 

3)「BW」の「0.8kHz」ボタンをクリック。この時、周波数スペクトルのピークが、センター(中央)からどの程度ズレているのか分かるはずです。

202101022

 

4)周波数スペクトルのピークをダブルクリックして、ピークをセンター(中央)に合わせます。例では、+87Hzズレていました。その後、「TUNING」の「Cal」ボタンを押します。

202101023

そして、以下の画像で示すようになっていればキャリブレーション成功です。(FREQUENCYの5.000.000(5MHz)とWWVの周波数スペクトルのピークは合致している。)

202101024

 



以上で手順は終了です。

 

ちなみに、上記手順終了後(周波数キャリブレーション後)、10MHzのWWVを受信しましたが周波数のズレは生じていません。(FREQUENCYの10.000.000(10MHz)とWWVの周波数スペクトルのピークは合致しています。)

20210102-21

 

なお、周波数キャリブレーションをリセット(解除)したい場合は、「TUNING」の「CalClr」ボタンを押してください。

 

2020年11月 8日 (日)

LinuxのWine環境にてICOM IC-PCR100のコントロールソフトを使う方法。 ーIC-PCR100のGUIが好きなんじゃい!ー

Img_3059

 

世の中にどのくらいICOMのIC-PCR100の愛好家が居るかどうか分かりませんが、今回は、LinuxのWine環境にてIC-PCR100のICOM純正のコントロールソフトを使う方法(手順)についてお話を。(後述しますが、Windows 10でも動作しました。)

 

<注意>

以下に記述しました内容は私の体験談です。ICOMから報告された公式の手順でもありません。

ご自分で試される場合は、自己責任となりますのでご注意ください。この記事により問題が発生したとしても私は責任を持ちません。

 

 

ご存知のようにICOM純正のIC-PCR100のコントロールソフトは、Windows 95もしくはWindows 98でのみ動作保証をしております。したがって、最新のLinuxのWine環境おいて通常では動作しません。

今回は、「Linux Mint 20のWine環境にてICOM純正のIC-PCR100のコントロールソフトを動かしてみた。」という内容です。

<前提>

LinuxにおいてWineをインストールすることはもちろんですが、前提としてICOM純正のIC-PCR1000のコントロールソフトをインストールしておく必要があります。

Wineのインストール方法については、以下の記事を参照ください。

Linux Mint 20 に Wine をインストールしてみた。 ーWine cannot find the ncurses library (libncurses.so.6).のメッセージへの対応もー

 

IC-PCR1000のコントロールソフトは、以下のURLからダウンロードできます。

https://www.icom.co.jp/support/drivers/3699/

 

<手順>

1)2枚のFDからICOM純正のIC-PCR100のコントロールソフトをダウンロードして(FDを読み込んで)、以下の画像のように1つのフォルダー内にマージしておきます。
20201108-103025

 

2)SETUP.EXEをダブルクリックして、セットアップ(インストール)を行います。

20201108-092220

 

3)IC-PCR1000のプログラムが存在するホルダー("~/.wine/drive_c/Program Files (x86)/Icom/PCR1000")から、以下のファイルをIC-PCR100のプログラムが存在するホルダー("~/.wine/drive_c/Program Files (x86)/IC-PCR100")へコピー(上書き)します。

  • Darc32.dll
  • RxBase.dll

20201108-100542_20201109071101

 

cd ~/.wine/drive_c/'Program Files (x86)'/Icom/PCR1000

cp Darc32.dll ../../IC-PCR100

cp RxBase.dll ../../IC-PCR100

 

4)Linuxだとファイル名の大文字小文字が区別されてしまうため、ファイル"RxBase.dll"とファイル"rxbase.dll"の二つのファイルが出来上がってしまいます。そこで、ファイル"rxbase.dll"をリネームしました。(削除しても良いと思います。)

20201108-101247_20201109071201

 

cd ~/.wine/drive_c/'Program Files (x86)'/IC-PCR100

mv rxbase.dll rxbase.old

 

以上で手順は終わりです。

IC-PCR100のコントロールソフトを起動すると、以下の画像のように懐かしい画面が出てきます。AMとWFMの受信(操作)はできました。

20201108-103517

 

 

それじゃぁ、ということでWindows 10でも試してみました。

Windowsのエクスプローラだと手順 4)のようにはならないので(大文字小文字は区別されないので)、手順 4)は不要です。

Windows 10でもAMとWFMの受信(操作)はできました。

20201108-1

 

まぁ、「ここまでしてIC-PCR100のコントロールソフトを使いますか?」という意見はわかります。だって、IC-PCR1000のコントロールソフトでも動作するからね。

まぁ、好きなのよ!IC-PCR100がね。

 

<注意>

Linuxの場合、IC-PCR100、IC-PCR1000、IC-PCR1500/2500コントロールソフトを使用する前に、WineにてCOM1の設定が必要です。

詳しくは以下のURLの記事を参照ください。

Linux MintのWineでCOM1(シリアルポート:RS-232C:/dev/ttyUSB0)を使うには。ーLinuxでIC-PCR1000を使いたい。ー

 

 

 

2020年11月 1日 (日)

LinuxにてPCR AnyWhereの利用を考えているのなら、WineにてICOM純正コントロールソフトを動作することをお勧めします。 ーLinuxでICOM IC-PCR1000/1500/2500を使用する方法ー

Pcr_anywhere1

 

このココログのアクセス解析を見ていると、以下の記事にアクセスしている人をたまに見かけます。

PCR AnyWhere -win,Mac等でIC-PCR100からIC-R2500を操作可能-

 

もし、LinuxにてICOM IC-PCR1000/1500/2500のコントロールソフトとして"PCR AnyWhere"の利用を考えているのなら、Wine(※1)にてICOM純正コントロールソフトを動作するすることをお勧めしますという話。

※1:Wineは、Unix系OSにてWindowsアプリをネイティブ動作させることを目標にしたプログラム群です。


理由は、PCR AnyWhereの前提プログラムとして"Java Runtime Environment (JRE) 7, 32 bit version"が必要なのですが、64bit Linux OSに32 bit Oracle Javaをインストールするという事への敷居が高い事と、やっぱり、古いJavaを使う事の脆弱性も気になるところです。

更に、Wineを使用する事でICOM純正のコントロールソフトが使えるのは安心材料のひとつと言えましょう。 
また、最近のWineはだいぶ安定しておりますし、もし、Wineで問題が発生したとしても回復が楽です(Wine環境を丸ごと削除できるので。)。

 

Wineのインストール方法については、以下の記事を参照ください。

Linux Mint 20 に Wine をインストールしてみた。 ーWine cannot find the ncurses library (libncurses.so.6).のメッセージへの対応もー

 

IC-PCR1000のコントロールソフトは、以下のURLからダウンロードできます。

https://www.icom.co.jp/support/drivers/3699/

 

IC-PCR1500/2500のコントロールソフトは、以下のURLからダウンロードできます。

https://www.icom.co.jp/support/drivers/4533/

 

<確認環境>

  • OS:Linux Mint 20 
  • Wine:5.0.2 (2020/11/01時点でダウンロードできる最新の安定版)
  • IC-PCR1000コントロールソフト:Ver. 2.1J
  • IC-PCR1500/2500コントロールソフト:Ver. 2.201

20201101-172025

 

20201101-173016

 

20201101-170438

 

全ての機能(ボタン)を確認しておりませんが、AM、WFMの受信は正常に行えます。

IC-PCR1500/2500コントロールソフトにて、福岡コントロールをマルチチャンネル・モニタにて受信(スキャン)することもできました。

 

2020/11/02追記:

IC-PCR1000コントロールソフトにて、IC-PCR100も操作できることを確認しました。

VirtualBoxの仮想環境では、COM1への接続が不安定になります。(受信機との接続が頻繁に切れます。) なので、VirtualBoxの仮想環境での動作はお勧めしません。

 

32 bit Oracle Javaをインストールするのに苦労しているのなら、Wineは賢い選択肢だと考えます。

 

<注意>

IC-PCR1000、IC-PCR1500/2500コントロールソフトを使用する前に、WineにてCOM1の設定が必要です。

詳しくは以下のURLの記事を参照ください。

Linux MintのWineでCOM1(シリアルポート:RS-232C:/dev/ttyUSB0)を使うには。ーLinuxでIC-PCR1000を使いたい。ー

 

 

2020年10月28日 (水)

HDSDR にて USB 3.0 に接続した Perseus から受信できない。 ーExtIO_perseus.dll のバージョン2.4aが必要ー

20201026

 

久しぶりのBCLネタです。

 

受信機Perseusのサードパーティーのコントロールソフトウェアとして、HDSDRとsodiraSDRは有名ですが、先日、USB 3.0 ポートにPerseusを接続し、HDSDR バージョン2.80を起動したところ受信ができない(上の画像のように信号が受信できない)という問題が発生しました。

結論を先に言いますと、ExtIO_perseus.dll のバージョンが古かったのが原因でした。

 

私は、microtelecom のサイト(http://www.microtelecom.it/perseus/software.html )にある ExtIO DLL for Studio1 - Winrad (バージョン 2.3b)がてっきり最新だと思っておりました。なので、HDSDRでもこのバージョンのExtIO DLLを使用しておりました。

しかし、ExtIO_perseus.dll のバージョン2.3b では、USB 3.0 ポートに接続したPerseusから受信ができません。(sodiraSDRも同じ。ちなみに、HDSDR、sodiraSDR共にUSB 2.0 ポートなら受信できる。)

そこで、原因を調べていたら以下のフォーラムを発見。

https://groups.io/g/Perseus-SDR/topic/perseus_will_not_start/7567071?20,0,0,0::recentpostdate%2Fsticky,,,20,2,0,7567071

 

その記述の中に以下の記述が?!

 

08/20/2016  01:09 AM             2,899 ExtIO_perseus2v4a_rel_notes.txt

 

えっ?バージョン2.4aってあるの?

ググってみると、HDSDRのサイト(http://www.hdsdr.de/hardware.html )にある DLL#1 DLL#2 が最新バージョン(バージョン2.4a)であるとのこと。

早速、HDSRDにExtIO_perseus.dll のバージョン2.4aを( DLL#1 DLL#2 の両方を)適用したところ、無事、USB 3.0 ポートに接続したPerseusから受信ができるようになりました。問題解決です。(sodiraSDRもOKです。)
20201027hdsdr

20201026-4

 

久しぶりのBCLネタでした。またね〜 (0x0)/~~

 

<お詫び>

記事公開時(2020/10/27)、「sodiraSDR にて USB 2.0 に接続した Perseus から受信できない。」といった旨の誤った情報を公開してしまい、大変申し訳ございませんでした。(原因は、ExtIO_perseus.dll を他の環境のものと重複して指定したことによるものでした。)
記事の内容とタイトルを訂正し、2020/10/28に再公開いたしました。

 

 

2020年5月20日 (水)

DRM放送のデコードソフトDREAMで必要なfaad2_drm.dllのビルド方法(2020版)

20200520-125738

 

受信機Perseus等でDRM放送を受信する場合、DRM信号をデコードするソフトウェアであるDREAMを使用すると思いますが、DREAMのあるバージョン以降、コンプライアンス(ライセンス&知的財産権)の関係上、DREAMにfaad2_drm.dllは同梱されなくなりました。

※faad2_drm.dllのバイナリを公開していたサイトが次々に閉鎖したのは、特許権の侵害に該当していたからです。

 

そこで、本日(2020/5/20)、久しぶりにfaad2_drm.dllをビルドしてみましたので、その手順を紹介しますね。

 

まず、以下のURLを参照ください。

https://drm.sourceforge.io/wiki/index.php/Main_Page

 

このサイトの"Installation"の章に、AACデコーダーをビルド&組み込む必要性が記載されております。

そこで、この章に記載されている"Instructions for building the AAC decoder"の部分をクリックします。

 

このサイトに記載されているように"Audiocoding.com"からFAAD2ソースをダウンロードします。

(2020/5/20時点の最新ソースは、バージョン2.7("faad2-2.7.zip") です。)

 

今回は、Windows(Microsoft Visual Studio 2010)にてビルドしますので、"Windows"の章に記載されている"project files"の部分をクリックしてプロジェクトファイル("faad2_project_files.zip")もダウンロードして展開します。

 

プロジェクトファイル("faad2_project_files.zip")を展開して出来た全てのファイルを選択し、

(例は、C:\Users\bigmo\Downloads\faad2_project_files)

20200520-9

 

FAAD2ソース("faad2-2.7.zip")を展開して出来たホルダー"libfaad"配下にコピーします。

(例は、C:\Users\bigmo\Downloads\faad2-2.7\libfaad) 

20200520-10

 

Microsoftのダウンロードサイトにて"[Trial] Visual Studio 2010 Professional"をダウンロードしてインストールします。
(例では、"Japanese"と"EXE"を選択してダウンロード)

20200520-17

 

Visual Studio 2010 Professionalを起動します。

 

途中、「既定の環境設定の選択」画面が表示されたら、「Visual C++ 開発設定」をクリックしてVisual Studioを起動してください。

(以下の画像では、「Visual C# 開発設定」が反転していますが「Visual C++ 開発設定」を選択してください。私は、一度間違ってしまったので、「設定のインポートとエクスポート」にて「Visual C++ 開発設定」に修正しました。)

20200520-8

 

「プロジェクトを開く...」をクリックして、

20200520-20

 

FAAD2ソース("faad2-2.7.zip")を展開して出来たホルダー"libfaad"配下にコピーした"libfaad2_drm-2010.sln"を指定します。

(例は、C:\Users\bigmo\Downloads\faad2-2.7\libfaad\libfaad2_drm-2010.sln)

20200520-12

 

「Release DLL DRM」を指定して、

20200520-163605

 

メニュー「ビルド」→「libfaad のビルド(U)」をクリックします。するとビルドが始まります。

20200520-154503

 

ビルドが終わると、今回の例では、C:\Users\bigmo\Downloads\faad2-2.7\libfaad\にホルダー"Release"が作成され、その配下にファイル"faad2_drm.dll"が作成されます。
20200520-13

 

以上で、faad2_drm.dllのビルドの手順は終わりです。

ちなみに、DREAMへの組み込みについては、このファイル(faad2_drm.dll)をDREAMの実行ファイル(.exe)が存在する同じホルダーにコピーすればOK。

 

では、良いBCLライフを。

 

2020年5月18日 (月)

たまにはラジオを聴こうよ。 ー大好きなDE1103DRM。このラジオでDRM放送を受信することが出来るんです。ー

Img_2631

 

昔、アイキャスエンタープライズさんから販売されていたラジオ「DE1103DRM」に、久しぶりに火を入れDRM放送の受信を行ってみました。

 

このDE1103DRMには、DRMコンバータを内蔵していますので、このラジオとPCだけでDRM放送を受信することが出来るという、発売当時は画期的なラジオだったんです。(当時、DRMコンバーターは自作する必要がありました。)

接続は、DE1103DRMのLINE-OUT端子とPCのMIC-IN端子 or LINE-IN端子を付属のオーディオケーブルで繋ぎます。

 

PC側には、DRM放送のデコードソフトであるDREAMをインストールしておきます。

DREAMは、以下のURLから入手できます。(今回は、dream-2.1.1-win32-svn808-df.zip を使用しました。)

 

https://sourceforge.net/projects/drm/files/dream/2.1.1/

 

※ちなみに、v2.2版は実行時にエラーとなり、使用できませんでした。

※DRM放送の受信には、DREAMにfaad2_drm.dllの追加が必要です。しかし、DREAMには、コンプライアンス(ライセンス&知的財産権)の関係上faad2_drm.dllは同梱されておりません。faad2_drm.dllのビルド方法については、以下の記事を参考にしてください。

DRM放送のデコードソフトDREAMで必要なfaad2_drm.dllのビルド方法(2020版)

 

私の記憶では、DE1103DRMのLINE-OUT端子とPCのMIC-IN端子 or LINE-IN端子を付属のオーディオケーブルで繋ぐと、ラジオの音がミュートになったような記憶があったんですが、今、確認すると違ったみたい。

DE1103DRMのボリュームを"00"に下げておきます。

 

DE1103DRMのフィルターをWIDEに設定し、まずはAM放送の周波数を受信します。

 

DREAMを起動し、サウンドカード(メニュー「Settings」→「Sound Card」) の設定をします。

  • メニュー「Settings」→「Sound Card」 →「Signal Input」→「Device」:MIC or LINE
  • メニュー「Settings」→「Sound Card」 →「Audio Output」→「Device」:スピーカー

このサウンドカードの設定が正しければ、メニュー「Settings」→「AM(Analog)」するとAM放送が聞こえる筈です。

20200519

 

DRM放送の場合、メニュー「Settings」→「DRM (digital)」を選択します。

そして、メニュー「View」→「Evaluation Dialog をクリックして、画面の中央付近にある「Misc Settings」の"Flip Input Spectrum"にチェックを入れます。(局発が438KHzの為)

※DE1103DRMの後継機であるDE1103IFでは、このチェックは不要です。

20200519-2

 

DRM受信が厳しい時間帯もありますが、日中の中国之声」は明瞭に受信できます。私のロケーションではね。

 

もちろん、このラジオはDRM放送の受信に特化したラジオというわけではありません。

ベースはあの有名なラジオDEGENのDE1103ですので、MW,SW,FM受信もバッチリです。

 

懐かしいラジオの紹介でした。

たまにはラジオを聴こうよ。

 

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